菜の花の沖
司馬遼太郎著。
「河童が覗いたニッポン」の北海道の集治監に関する項目で
「菜の花の沖」という小説の名が出てきて興味を持った。
文庫本にして 6 巻もある長編。
初めて司馬遼太郎作品を読んだけど、高田屋嘉兵衛の物語が
展開するのに併せて、物語を中断するようにその時代背景が
書かれていて読みづらかった。
そういうことをわかって読む方がいいのはわかるが、せっかく
調子よく読んでいるのに、話の腰を折るな!と言いたい。
読みづらいながらも、高田屋嘉兵衛の物語は面白かった。
海の男はカッコイイねぇ…
過去にテレビドラマ化されたことがあって、嘉兵衛を演じたのは
竹中直人だそうだ。
この人のことは嫌いじゃないが私のイメージと違う。
もっと筋骨隆々のガタイがいい男を思い描いていたのに。
でも実際に小柄な人だったらしいから、それなら竹中直人で
いいのかもね…?!
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