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May 25, 2011

ロビンソンの末裔

開高健著。

その名もズバリ「北海道の歴史」という本を読んでいたら、
開拓移民については「ロビンソンの末裔」に詳しい、みたいな
記述があった。
もちろん読む。
開拓は江戸の終わりから明治にかけて行われていたのかと
思っていたから、太平洋戦争が終結してからも、開拓移民として
渡る人がいたとは、そして開拓の余地がある土地がまだまだ
あったとは…と少し驚いた。

しかし当然ながら、開拓に適した土地はとっくに開拓済みで、
まるで北朝鮮が「北朝鮮は地上の楽園です」などと宣伝して
帰国事業をやったがごとく、「開拓については住宅から何から
何まで保証します」と政府はうまいこと言って北海道に送り込む。
信じた人々は、現地に行ってから落胆するものの、帰る場所は
もうないのだから…と踏みとどまる。

死ぬ思いで開墾して種を蒔いてみれば、酸性土のために作物は
育たない。
何もかも話が違うじゃないかと役所に詰め寄っても、その手の
苦情に慣れている役人はのらりくらりと交わすばかり。

業を煮やした主人公らは、国会議事堂に乗り込み、大臣に
直談判。

…というのは実話だそう。

椎名誠著の旅エッセイ?でよく開高健著の「オーパ!」という本の
名前を目にするから、てっきり冒険家というか旅行家なのかと
思ってたら、れっきとした小説家だったのね、開高健。

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